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皮膚・皮下腫瘍
   ”ほくろ”と言っているものの多くは、母斑という良性の皮膚腫瘍です。また、”脂肪のかたまり”と言っているものは粉瘤(上皮性嚢腫)で、 時に化膿したり、中身を押し出すと臭いカス状のものが出てきます。
基本的には手術治療が必要です。切除縫合したり、切除後に体の治癒力を利用してキズを治したり(くりぬき法)します。
また、大きさや部位、腫瘍の種類によってはレーザー治療を行うこともあります。
悪性(癌)の疑いがあるような場合には、切除した組織の細胞を顕微鏡で調べることが必要になります。


眼瞼下垂
  眼瞼下垂症は、まぶたが垂れ下がるため、視力は正常であっても視野が制限されて、ものが見辛くなる状態を言います。皮膚のかぶさりは内側よりも特に、外側に多く見られます。

 症状としては、まず、上眼瞼が重く感じるようになります。そして、視野が狭くなってきます。丁度、両手を眉の位置に当てて物を見るような状態で、特に外の方が見づらくなります。運転中に信号や側方が見づらいと感じたり、中には、テレビを見るのにも眼瞼をセロテープで引き上げる人も居る様です。

 ただし、症状の進行がゆっくりであることと、眉を吊り上げたり、あごを前に押し出すといった、本能的にカバーする代償作用が行われますので、なかなか気付かないことも多い様です。しかし、この動作が普段の仕草になってくると、額のしわが目立つようになったり、目の周囲に疲れを感じたり、首から肩の筋肉が緊張して肩こりや頭痛などの症状が生じることもあります。
写真を撮った時に、寝ぼけた様な顔で写る人や右左の眼の大きさが違って写る人も眼瞼下垂症の可能性が高いです。

 眼瞼下垂症が起こる原因には、様々なものがあります。老人性(加齢)のものの他、先天性(生まれつき)の場合やコンタクトレンズの長期使用が原因となることがあります。また、アトピー性皮膚炎や花粉症などでまぶたが痒くなってこすったり、女性の場合では、メイク落としの時にまぶたをこすることを長年続けていることも原因となることもあります。

 治療では、たるんだ皮膚とゆるんだ挙筋腱膜(まぶたを挙げる働きを持つ上眼瞼挙筋という筋肉の端にある腱膜)の手術が必要です。皮膚は、たるみに応じて部分的に切除します。挙筋腱膜は、短くしたり、まぶたの縁の方へずらしたりして、丁度伸びたゴムひもを短くするようにして、まぶたを挙げる力を強くします。

 手術は、局所麻酔で行い、時間は、1時間半ほどで済みます。入院の必要はなく、通院治療です。手術後約1週間ほどで抜糸します。 腫れは、1週間ほどでかなり目立たなくなりますが、高齢者では高血圧などの方も多いので内出血や腫れが目立つこともあります。でも、1週間を過ぎるとかなり腫れもなくなり、目立たなくなってきます。

 手術後には、何より、視野が広くなります。そして、楽にまぶたが開く様になりますので、眉を吊り上げるしぐさも少なくなり、目の周りの疲れが楽になってきます。


陥入爪
  爪の両側縁が食い込んでいる変形です。深爪する人では、切った端の爪がトゲ状に残ってしまい、痛くなったり、化膿してしまうことがあります。

 何より爪の両端を深く切り込まないことが大切です。変形が強くて、痛みや化膿を繰り返すようでしたら、手術治療が必要となります。

 手術では、食い込みの原因である変形部分が生えなくします。その為、爪の幅が僅かに狭くなります。実際には、爪母や爪床といった爪の工場部分を切除したり、レーザーや薬剤で処理したりします。

 薬剤やレーザーでの処理ですと術後の痛みが少なく、翌日も歩行できますので、学校や会社を休む必要は無いでしょう。